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皮脂欠乏症(別名:乾皮症)の原因と対策方法

皮脂欠乏症(別名:乾皮症)は、皮膚のうるおいを保つ3つの保湿物質(皮脂・天然保湿因子・角質細胞間脂質)が減ってしまうことで、ひどく肌が乾燥してしまう病気です。


加齢により、皮膚のうるおい成分が減少してしまうことで発症することが多いため中高年に多く、老人性乾皮症と呼ばれることもあります。症状としては皮膚がカサカサしてはがれ落ちたり、亀の甲羅のように皮膚がひび割れしてかゆみを伴います。


他にも皮脂欠乏症の特徴として


● 手足(特にひざ下)に症状が出やすい
● 秋から冬にかけて症状がでて、真冬にピークを迎える
● 加齢が誘発するため誰でも程度の差はあれ発症する
● 皮脂が少ない分、女性のほうが早くから症状がでてくる


といったことがあります。


加齢による皮膚のうるおい物質の減少が主な原因ですが、外気や空調による室内の乾燥、からだを洗いすぎるといった生活習慣なども皮脂欠乏症を引き起こす原因の1つです。


実際に、若い世代の人でも空気が乾燥しはじめる秋から冬にかけてはひざ下の皮膚がひび割れしたり、粉をふいて痒くなるといったことを経験している人は多いと思います。(※温かい時期には気にならない。)


これも皮脂欠乏症と考えることができます。


皮脂欠乏症は放っておくとますます症状が悪化し、皮脂欠乏性湿疹という夜も眠れないほどのかゆみがでてくることがあります。かゆみが増すほど、我慢できずに掻いてしまい、肌のバリア機能を傷つけてしまうのでさらに悪化するという負のスバイラルに陥ってしまいます。


そのため、症状がまだ軽い肌がカサカサするという状態のうちから、ひどくならないように保湿を心がけるスキンケアをすることが大切です。


皮膚科ではかゆみや湿疹がひどい場合は塗り薬を処方されます。比較的症状が軽い場合は、ヒルドイドローションや白色ワセリンといった保湿剤を処方してもらえます。


塗り薬や保湿剤を使ったスキンケア以外にも日常生活で気をつけることは


● 湿度に注意して空気の乾燥に気をつける
● 長湯は禁止
● からだをゴシゴシ擦って洗わない
● 肌に刺激になる肌着を止める
● アルコールや香辛料を控える


といったことも皮脂欠乏症を予防したり、症状を緩和するためには大切なことです。